本人の体調を考慮し、着手から2日で公正証書遺言を作成したケース
状況
横浜市内の施設に住む子がいない叔母(82歳)を心配している姪(63歳)からの相談です。
叔母には子がいなく、兄妹が5名います。そのうち、3名は死亡しており、親族付き合いしていない親族もいるため、叔母が亡くなった際の相続人はまだ調べていませんが、おそらく10名超いるものと思われます。
以前から良く叔母のことを気遣って看てくれる長男の姪に財産の管理や遺産を遺したいと常々言ってはくれていましたが実際に遺言などを作成してはいませんでした。
急に叔母の体調が悪くなり、一次危篤状態になったことにより、今後のことを心配し、当事務所に相談に来られました。
当センターからの提案&お手伝い
ご相談を受け、まだ叔母がかろうじてご自身の意見を言え、サインをできる状態であることがわかったので、取り急ぎ「全財産を姪に相続させる、遺言執行者は姪とする」といったシンプルな内容の遺言をつくることを提案し、当事務所といつも懇意にしており、親身に対応してくれる公証人の先生と至急連絡をとり、相談を受けたその場で公証人の出張の手配をしました。
結果
2日後に無事、公正証書遺言を作成することができました。
叔母の体調の回復次第で、今後、叔母の財産管理や相続対策を行うため、遺言の書き直し、家族信託や任意後見・成年後見、生前贈与などの生前対策を検討していくことにしました。
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解決事例カテゴリー
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相続に対する想い
~「相続・遺言」を「家族への想いを語り、伝えるキッカケ」にしたい~
相続・遺言問題は、マイナスのイメージでとらえられることが多いですよね。
争族、必ずモメる遺産分割‥等
一方、楽観的な考え方でよくあるのは、このような意見です。
ウチの家族は仲がいいから大丈夫、もめるほど財産がないから‥等
本当にそうでしょうか?
確かに、そのような一面もあります。しかし当事務所の考え方は違います。
家族に「相続や遺言、成年後見」の問題が降りかかった時、それは、「家族についての想いをお互い語ったり、伝えたりする」キッカケの時がきたということではないでしょうか?
今まで長い間「家族」として共に過ごした時間はありますが、それを言葉にだして、語るキッカケはなかなか日常にはありません。
残された家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
また、亡くなった大切な家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
お子さんに伝えたいのはどんなことですか?
私たちのところへ生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉かもしれません。
両親に伝えたいことはどんなことですか?
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。
もっと、もっと想いがあふれてくると思います。
兄弟姉妹に伝えたいことはなんですか?
子供の頃、遊んだあの思い出の場所のことかもしれませんね。
私たちは、「相続・遺言・成年後見」業務を通じて、「家族についての想いを語り、幸せな家族を増やす」ことをミッションとしています。
横浜・六角橋相続サポートセンター
斎藤 竜