後継者育成と相続後の会社経営トラブルを回避(認知症対策・共有対策)

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【状況】

現在、横浜市内で会社経営をされている父からの相談です。
父が会社を経営していますが、子供が3名おり、長男が会社で働いており、後継者として育てている最中です。最近体調も不安定で、体力の衰えも感じており、3年後を目途に会社を引き継ぎ、引退したいと考えています。

 

【当センターからの提案&お手伝い】

父の年齢と現在の状態を鑑みると、数年後に認知症など、意思判断能力が失われる状態になってしまう問題があり、その場合には会社経営ができなくなること、相続が発生した場合に会社の株式が子3名に共有で相続してしまうと、会社経営について子3名の判断が必要となり、更に子について相続が発生すると株式が更にその相続人へと細分化してしまうリスクがあることを説明しました。
父が元気なうちは会社の経営に携わり、その後は会社経営を長男に譲りたいが、会社からの株式への配当等は子3名に平等に行いたいとの希望でしたので、長男に会社株式を託す家族信託を提案しました。家族信託(指図権を設定)を利用することで、父が元気なうちは指図権を使い会社経営を行いつつ、長男の成長ぶりを見ながら段階的に権限移譲を行っていき、やがてすべての権限を長男に任せ、父の他界後も名義は長男に一本化されているため、受託者である長男の判断で会社経営をし、他の兄弟に株の配当をすることができます。

 

【結果】

家族信託の仕組みを父と子供3名に説明し、父と長男との間で家族信託契約を締結することにしました。会社株式の名義も受託者である長男に変更することで、当初は父の関与の元、段階的に受託者である長男が会社経営を行い、父の判断能力喪失や、父の死亡に関わらず、長男が会社経営を継続することができます。

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お客様の声

相続に対する想い

~「相続・遺言」を「家族への想いを語り、伝えるキッカケ」にしたい~

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相続・遺言問題は、マイナスのイメージでとらえられることが多いですよね。
争族、必ずモメる遺産分割‥等

一方、楽観的な考え方でよくあるのは、このような意見です。
ウチの家族は仲がいいから大丈夫、もめるほど財産がないから‥等

本当にそうでしょうか?

確かに、そのような一面もあります。しかし当事務所の考え方は違います。

家族に「相続や遺言、成年後見」の問題が降りかかった時、それは、「家族についての想いをお互い語ったり、伝えたりする」キッカケの時がきたということではないでしょうか?

今まで長い間「家族」として共に過ごした時間はありますが、それを言葉にだして、語るキッカケはなかなか日常にはありません。

残された家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
また、亡くなった大切な家族に、本当に伝えたいことはなんですか?

お子さんに伝えたいのはどんなことですか?
私たちのところへ生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉かもしれません。

両親に伝えたいことはどんなことですか?
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。
もっと、もっと想いがあふれてくると思います。

兄弟姉妹に伝えたいことはなんですか?
子供の頃、遊んだあの思い出の場所のことかもしれませんね。

私たちは、「相続・遺言・成年後見」業務を通じて、「家族についての想いを語り、幸せな家族を増やす」ことをミッションとしています。

横浜・六角橋相続サポートセンター

斎藤 竜

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