相続時精算課税制度の活用例(生前贈与)
状況
お父様(68歳)が長男(33歳)に土地を生前贈与をした事案です。
今回、両親と長男一家とでご自宅を建て替えし、二世帯住宅の建築を検討されていました。
お父様の子供は長男の他に長女がおり、長女が以前住宅購入にあたって資金援助をしていました。
ご自宅はお父様名義であり、長男に相続させる意向でしたが、長女に資金援助をしているものの、将来お父様が亡くなった時に、お父様名義の土地の相続でもめて欲しくないとのことでご相談を受けました。
当センターからの提案&お手伝い
当センター提携の税理士と相談し財産評価をした結果、相続時精算課税制度を活用し生前贈与をすれば、贈与税及び将来の相続税が発生しない見込みであることがわかりました。
依頼者は当初遺言書の作成も検討していましたが、お父様の状況を検討した上、長女に資金援助をいることから土地を生前に贈与し将来の不動産に関する相続をいまのうちに確定させ、金融資産のみお父様がそのまま管理すれば、将来の相続が発生しても残った財産が金融資産であれば子供同士で生前に贈与を受けた金額を調整して分配できるので、相続問題が起きる可能性がなくなることを提案しました。
結果
当センターの提案を受けて、土地を長男に生前贈与し、2世帯住宅が完成しました。
現在は長男夫婦と孫に囲まれて生活しており、楽しく余生を過ごすことができるとおっしゃっていただけました。
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解決事例カテゴリー
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相続に対する想い
~「相続・遺言」を「家族への想いを語り、伝えるキッカケ」にしたい~
相続・遺言問題は、マイナスのイメージでとらえられることが多いですよね。
争族、必ずモメる遺産分割‥等
一方、楽観的な考え方でよくあるのは、このような意見です。
ウチの家族は仲がいいから大丈夫、もめるほど財産がないから‥等
本当にそうでしょうか?
確かに、そのような一面もあります。しかし当事務所の考え方は違います。
家族に「相続や遺言、成年後見」の問題が降りかかった時、それは、「家族についての想いをお互い語ったり、伝えたりする」キッカケの時がきたということではないでしょうか?
今まで長い間「家族」として共に過ごした時間はありますが、それを言葉にだして、語るキッカケはなかなか日常にはありません。
残された家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
また、亡くなった大切な家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
お子さんに伝えたいのはどんなことですか?
私たちのところへ生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉かもしれません。
両親に伝えたいことはどんなことですか?
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。
もっと、もっと想いがあふれてくると思います。
兄弟姉妹に伝えたいことはなんですか?
子供の頃、遊んだあの思い出の場所のことかもしれませんね。
私たちは、「相続・遺言・成年後見」業務を通じて、「家族についての想いを語り、幸せな家族を増やす」ことをミッションとしています。
横浜・六角橋相続サポートセンター
斎藤 竜