生命保険を活用した2次相続対策
状況
夫を亡くし、夫が生前契約していた生命保険金を妻が受け取ったので、
その後どうすればよいのかと妻が夫の相続手続きの相談にいらっしゃいました。
ご家族は、妻と長男、長女がおり、
相続財産が土地建物のほか、預貯金、受け取った生命保険金がありました。
税理士に確認し、相続財産を調べたところ、夫の1次相続では、
妻が全財産を相続すれば、配偶者の税額軽減の特例をつかうことにより、
相続税がかからないのですが、
妻の2次相続時には、多額の相続税がかかる見込みがありました。
当センターからの提案&お手伝い
ご家族の意向を確認したところ、最終的に子2名に平等に相続させたい意向をお伺いし、
妻の年齢が50代とお若いので、相続税回避のためまずは妻が相続し、
2次相続対策として、相続財産を減らすため、リスクの少ない生命保険での下記提案をしました。
(1)妻を契約者、妻を被保険者、子2名を受取人とする終身一時払いの生命保険に加入し、
相続税の非課税枠(法定相続人の数×2名)を活用すること
(2)子2名に対する生前贈与(年間110万円)を複数年にわたって行い、妻の相続財産を減らす、
そして、その生前贈与資金を使用して、子を契約者、母を被保険者、子を受取人とする
生命保険に加入し、将来の子供のための生活資金にすること
結果
上記に方針に沿い、まずは、妻が全財産を相続し、
2次相続対策として、生命保険を活用して、財産を子2名に生前贈与をしながら、
10年以上にわたって、相続財産を減らし、
子2名に平等に相続させる方法を採用していただきました。
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解決事例カテゴリー
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相続に対する想い
~「相続・遺言」を「家族への想いを語り、伝えるキッカケ」にしたい~
相続・遺言問題は、マイナスのイメージでとらえられることが多いですよね。
争族、必ずモメる遺産分割‥等
一方、楽観的な考え方でよくあるのは、このような意見です。
ウチの家族は仲がいいから大丈夫、もめるほど財産がないから‥等
本当にそうでしょうか?
確かに、そのような一面もあります。しかし当事務所の考え方は違います。
家族に「相続や遺言、成年後見」の問題が降りかかった時、それは、「家族についての想いをお互い語ったり、伝えたりする」キッカケの時がきたということではないでしょうか?
今まで長い間「家族」として共に過ごした時間はありますが、それを言葉にだして、語るキッカケはなかなか日常にはありません。
残された家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
また、亡くなった大切な家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
お子さんに伝えたいのはどんなことですか?
私たちのところへ生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉かもしれません。
両親に伝えたいことはどんなことですか?
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。
もっと、もっと想いがあふれてくると思います。
兄弟姉妹に伝えたいことはなんですか?
子供の頃、遊んだあの思い出の場所のことかもしれませんね。
私たちは、「相続・遺言・成年後見」業務を通じて、「家族についての想いを語り、幸せな家族を増やす」ことをミッションとしています。
横浜・六角橋相続サポートセンター
斎藤 竜