生前贈与の当事者を増やし生前対策をしたケース

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状況

夫を10年以上前に亡くし、相談者(82歳・女性)には、1人長男がいましたが、
昨年交通事故により長男を亡くしました。今は自宅で一人暮らしをしています。

相談者と亡き夫は共に定年まで企業で勤めたため、それなりの金融資産があります。

 

テレビや新聞で相続対策についての記事を見かける機会が増え、今後どうすればよいか考えていました。
長男を亡くした相談者のことを心配して、長男の嫁や孫2名が時折見に来てくれています。

 

当センターからの提案&お手伝い

提携の税理士を通じて相続税を試算したところ、約800万円前後の税金がかかる見込みがあることがわかりました。
相談者の意向として、税金を支払うくらいであれば、お世話になっている長男の嫁や孫たちにあげたいとの想いをお持ちでした。

孫2名(男・女)はそれぞれ家庭をもっており、最近立て続けに子供が生まれ、ひ孫が2名いるのよというお話を伺いました。

相談者が亡くなった際の相続人は、長男が先に亡くなっているため、孫2名となります。

 

そこで当センターから下記提案を行いました。
・終身一時払いの生命保険(法定相続人2名×500万円=1000万円)に加入する
・生前贈与を孫2名の他、長男の嫁、孫の配偶者2名、ひ孫2名、合計7名に複数年にわたって

 毎年110万円(年間770万円)の生前贈与を行う。
 ※孫2名のみにしてしまうと、贈与金額が少なくなること、相続人への3年内の生前贈与が

  相続財産へのもち戻しの対象となることから、相続人以外の受贈者(もらう人)を増やし、

  生前贈与を行っていく提案をしました。

・自宅とお墓は孫(男)に守ってもらうため、遺言で孫(男)に相続させる。

 

上記の方法をとることで相続税がかからなくなり、

今後お世話になる長男の嫁、孫2名の家族に平等に財産を承継させることができる見込みがあることをお伝えしました。

 

結果

他のご親族に事情を説明し、当センターの提案に沿い、お手続きをしていくことになりました。
生命保険への加入、遺言作成をし、毎年の生前贈与契約書作成のお手伝いをしております。

家族に囲まれ幸せそうな姿がとても印象に残るお客様でした。

 

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お客様の声

相続に対する想い

~「相続・遺言」を「家族への想いを語り、伝えるキッカケ」にしたい~

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相続・遺言問題は、マイナスのイメージでとらえられることが多いですよね。
争族、必ずモメる遺産分割‥等

一方、楽観的な考え方でよくあるのは、このような意見です。
ウチの家族は仲がいいから大丈夫、もめるほど財産がないから‥等

本当にそうでしょうか?

確かに、そのような一面もあります。しかし当事務所の考え方は違います。

家族に「相続や遺言、成年後見」の問題が降りかかった時、それは、「家族についての想いをお互い語ったり、伝えたりする」キッカケの時がきたということではないでしょうか?

今まで長い間「家族」として共に過ごした時間はありますが、それを言葉にだして、語るキッカケはなかなか日常にはありません。

残された家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
また、亡くなった大切な家族に、本当に伝えたいことはなんですか?

お子さんに伝えたいのはどんなことですか?
私たちのところへ生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉かもしれません。

両親に伝えたいことはどんなことですか?
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。
もっと、もっと想いがあふれてくると思います。

兄弟姉妹に伝えたいことはなんですか?
子供の頃、遊んだあの思い出の場所のことかもしれませんね。

私たちは、「相続・遺言・成年後見」業務を通じて、「家族についての想いを語り、幸せな家族を増やす」ことをミッションとしています。

横浜・六角橋相続サポートセンター

斎藤 竜

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