母を引き取ることになり、空き家となる実家の管理のため家族信託(民事信託)を活用したケース(認知症対策)

関係図

085815a77324e7bee1cd32e1db44bea0

 

状況

遠く離れた実家に住む母(83歳)を引き取ることになる横浜居住の長男からの相談でした。
10年以上前に父は他界しており、ご家族は、母と長男と長女(姉)がいます。
母の物忘れが徐々に出てきたことから、横浜居住の長男家族が母を引き取り、同居することになりました。
空き家となる母名義の実家について、知人も多く将来的に長男家族が戻ることや長女が住むこと、リフォームや第三者に貸すこと又は売却すること、
いずれの可能性もあり、母の物忘れの状況が進んで、仮に重い認知症になった際には、いずれもできなくなることを懸念されていました。

 

当センターからの提案&お手伝い

認知症になった場合の対策として成年後見制度の説明をしました。
母の資産状況を長男に確認したところ、
成年後見制度では、親族のみで後見人となることが難しいこと、家族が望む柔軟な資産管理や対応ができない可能性が高いことがわかりました。
そこで、家族信託(民事信託)を活用し、
母名義の大阪の実家と預貯金の一部を長男の名義とし、実際の権利は母に残す(信託財産として、託す)方法を提案いたしました。
長男の名義となれば、母の判断能力の有無を問わず、横浜に住む長男の判断で託された財産を管理することが法律上できるようになります。

 

結果

長男の他、母、長女と面談し、家族信託(民事信託)を実行することとなりました。
現在の段階では、財産をどうするのか、また誰が相続するか等は決まっていないため、
母の死亡により、信託契約は終了し、残った財産は、長男と長女の協議により誰が何を相続するか決める事ができるように設計し、
公正証書で信託契約書を作成し、長男家族が母の介護を見ながら、長男の横浜の自宅に母と同居し、財産管理を行っていくこととなりました。
ご家族全員が仲が良く、お母様の笑顔が素敵だったことがとても印象に残りました。

無料相談受付中 横浜 品川相続サポートセンター 0120-85-0457 平日10:00~17:30 土日・祝日および時間外にご希望の方にも出来る限り対応します メールでのご相談はこちらをクリック

同カテゴリーの記事一覧

施設で生活する父や母の財産管理のために家族信託を利用したケース

状況 ご相談者様は長女です。現在ご両親とも施設で生活しており、ご両親所有の品川のマンションは空き家となっています。 ご相談者様は近くに住んでいるためご両親を週1回見舞いに行っており、ご両親
続きを読む >>

お子様のいないご相談者様へ今後の生活や相続対策として家族信託をご提案したケース

状況 ご相談者は90歳とご高齢で、お子様はいらっしゃいません。 現在お体を壊され品川区の病院に入院なさっています。 高齢なので自分が認知症になってしまった時のことや、亡くなった後の財産を
続きを読む >>

障害のある兄の財産管理と日常監護を複数年にわたり継続したい(認知症対策・任意後見)

  状況 横浜市内に障害がある兄をもつ、妹夫婦からの相談です。 兄が親から相続した実家に一人で住んでいますが、高齢になったこともあり徐々に物忘れなどがでてきました。 障害があるた
続きを読む >>

親世代の共有不動産の管理(認知症対策・共有対策)

    【状況】 現在、大田区内にアパートを兄弟姉妹4名で所有している長男の子供(横浜市内在住)からの相談でした。先代の相続を経緯に、兄弟姉妹4名(品川区・目黒区・川崎市
続きを読む >>

高齢の親の相続対策と日常監護を複数年にわたり継続したい

      【状況】 横浜市内に自宅の他、複数のアパート、駐車場等をもっている父がいる長男からの相談です。   今までは父が資産を管理していまし
続きを読む >>

民事信託・家族信託の記事一覧へ

解決事例カテゴリー

417298ee3d5b59fc62666b76b1f2ac03

安心の無料相談 便利なアクセス 充実したサポート体制
万全の連携体制 出張相談 休日対応可
お客様の声

相続に対する想い

~「相続・遺言」を「家族への想いを語り、伝えるキッカケ」にしたい~

topphoto01

相続・遺言問題は、マイナスのイメージでとらえられることが多いですよね。
争族、必ずモメる遺産分割‥等

一方、楽観的な考え方でよくあるのは、このような意見です。
ウチの家族は仲がいいから大丈夫、もめるほど財産がないから‥等

本当にそうでしょうか?

確かに、そのような一面もあります。しかし当事務所の考え方は違います。

家族に「相続や遺言、成年後見」の問題が降りかかった時、それは、「家族についての想いをお互い語ったり、伝えたりする」キッカケの時がきたということではないでしょうか?

今まで長い間「家族」として共に過ごした時間はありますが、それを言葉にだして、語るキッカケはなかなか日常にはありません。

残された家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
また、亡くなった大切な家族に、本当に伝えたいことはなんですか?

お子さんに伝えたいのはどんなことですか?
私たちのところへ生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉かもしれません。

両親に伝えたいことはどんなことですか?
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。
もっと、もっと想いがあふれてくると思います。

兄弟姉妹に伝えたいことはなんですか?
子供の頃、遊んだあの思い出の場所のことかもしれませんね。

私たちは、「相続・遺言・成年後見」業務を通じて、「家族についての想いを語り、幸せな家族を増やす」ことをミッションとしています。

横浜・六角橋相続サポートセンター

斎藤 竜

以下は当サイトでよくご覧頂くサイトです

無料相談受付中 横浜 品川相続サポートセンター 0120-85-0457 平日10:00~17:30 土日・祝日および時間外にご希望の方にも出来る限り対応します メールでのご相談はこちらをクリック