子供がいない夫婦で共に亡くなった時には残した遺産を慈善団体に寄付をしたい方の遺言相談
関係図
状況
横浜市内居住の子供がいない夫婦の遺言相談でした。
共に両親は他界しており、夫には兄弟が2名おり、そのうち1名(長男)は死亡しており、長女が健在です。
長男の子(甥、姪)とは親族付き合いがありません。妻には、兄が1名います。
お互いが亡くなった時には、配偶者に全財産を相続させたい、その後、残った者が亡くなった時には、慈善団体に
寄付したいとの意向でした。
当センターからの提案&お手伝い
現状のまま何もしなければ、配偶者の他、兄弟姉妹が相続人となってしまうことをお伝えして、遺言の作成を提案しました。
夫婦のうち一方がなくなったときは、相手に全財産を相続させ、残った者が亡くなった時は、慈善団体に寄付するという内容です。
ただし、遺言内容を実現するためには、遺言執行者をつけないと
遺言内容が宙に浮いてしまうため、夫婦のうち、一方が亡くなった時には、残った者が遺言執行者となり、
残った者が亡くなった時には、兄妹を遺言執行者とすることも併せて提案しました。
そのため、遺言執行者になってもらう関係上、両名が亡くなった時に遺言執行者となる兄妹について、
遺言で金融資産のうち一部を渡した方が気持ちよく寄付の手続きを果たしてもらうため、
全財産を事前だ引退に寄付とするのではなく、金融資産のうち一部を兄妹に渡すことを提案しました。
結果
当センターの提案に沿い、遺言を作成することになりました。
遺言で寄付を受け付けてくれる慈善団体を数か所ピックアップしてご提案をさせていただき、
寄付する団体を決め、夫婦共に遺言を作成しました。
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解決事例カテゴリー
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相続に対する想い
~「相続・遺言」を「家族への想いを語り、伝えるキッカケ」にしたい~
相続・遺言問題は、マイナスのイメージでとらえられることが多いですよね。
争族、必ずモメる遺産分割‥等
一方、楽観的な考え方でよくあるのは、このような意見です。
ウチの家族は仲がいいから大丈夫、もめるほど財産がないから‥等
本当にそうでしょうか?
確かに、そのような一面もあります。しかし当事務所の考え方は違います。
家族に「相続や遺言、成年後見」の問題が降りかかった時、それは、「家族についての想いをお互い語ったり、伝えたりする」キッカケの時がきたということではないでしょうか?
今まで長い間「家族」として共に過ごした時間はありますが、それを言葉にだして、語るキッカケはなかなか日常にはありません。
残された家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
また、亡くなった大切な家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
お子さんに伝えたいのはどんなことですか?
私たちのところへ生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉かもしれません。
両親に伝えたいことはどんなことですか?
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。
もっと、もっと想いがあふれてくると思います。
兄弟姉妹に伝えたいことはなんですか?
子供の頃、遊んだあの思い出の場所のことかもしれませんね。
私たちは、「相続・遺言・成年後見」業務を通じて、「家族についての想いを語り、幸せな家族を増やす」ことをミッションとしています。
横浜・六角橋相続サポートセンター
斎藤 竜