事業承継にあたって、会社株式を長男に単独で相続させる内容の遺言書を作成したケース
状況
長男が会社を継いでおり、長女夫婦と同居している両親からの相談事例です。
何もしないで、両親が亡くなった場合に、遺産相続のことで揉めないか心配されておりました。
会社は長男が継いでおり、現在は自宅を長女夫婦と一緒に住んでおります。
財産としては、両親が創業し、長男が後を継いだ会社の株式の他、自宅と預貯金等がありました。
事業承継と相続税対策が必要な状況でした。
当センターからの提案&お手伝い
まずは、税理士を通じて相続税の概算計算をしました。
会社の株と自宅については、兄妹の共有にすると、将来、会社の経営方針や自宅の処分等について意見の食い違いが生じ、揉める可能性があることから、1次相続の際には、亡くなった方の全財産を遺された配偶者が相続し、両親が共に他界した2次相続の際には、会社を継いでいる長男が「会社株式」を、両親を将来介護していくことになる長女が「自宅」を相続する旨の遺言書の作成を提案しました。
結果
相続税も若干出ることから、残った預貯金も一部活用し、家族全員が納得できる遺言書を作成することになりました。
同カテゴリーの記事一覧
面倒をよく見てくれている長女に全財産を譲りたいというケース
状況
品川にお住まいのご相談者様のご家族構成は長女と次女のお2人、奥様はすでに亡くなられています。
現在体調を崩され施設にて暮らしていますが、長女が良く施設へ通い面倒をみてくれています。
続きを読む >>
本人の体調を考慮し、着手から2日で公正証書遺言を作成したケース
状況
横浜市内の施設に住む子がいない叔母(82歳)を心配している姪(63歳)からの相談です。
叔母には子がいなく、兄妹が5名います。そのうち、3名は死亡しており、親族付き合いし
続きを読む >>
相続させる土地の面積の差を考慮して遺言を作成したケース
状況
91歳のお母様がいる横浜市在住の長男夫婦からの相談です。
土地が2筆(隣接地)あり、それぞれ長男と母、長女と母の共有名義になっています。
それぞれの土地には、長男と母が
続きを読む >>
遺言の中で遺留分を侵害した場合を想定して、遺留分減殺請求の順序を指定したケース
【状況】
品川区内に自宅と横浜市内にアパートを所有している父がいる長男からの相談でした。
疎遠になっている長女がおり、相続対策に悩んでおりました
続きを読む >>
遺言と遺留分放棄を活用し、生前に相続問題を解決したケース
【状況】
横浜市内の2世帯住宅に父、長女のご一家で暮らしている父と長女からの相談でした。
現在父名義の土地に長女の夫名義で建物を建築し、2世帯で同居しています。
続きを読む >>
解決事例カテゴリー
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
相続に対する想い
~「相続・遺言」を「家族への想いを語り、伝えるキッカケ」にしたい~
相続・遺言問題は、マイナスのイメージでとらえられることが多いですよね。
争族、必ずモメる遺産分割‥等
一方、楽観的な考え方でよくあるのは、このような意見です。
ウチの家族は仲がいいから大丈夫、もめるほど財産がないから‥等
本当にそうでしょうか?
確かに、そのような一面もあります。しかし当事務所の考え方は違います。
家族に「相続や遺言、成年後見」の問題が降りかかった時、それは、「家族についての想いをお互い語ったり、伝えたりする」キッカケの時がきたということではないでしょうか?
今まで長い間「家族」として共に過ごした時間はありますが、それを言葉にだして、語るキッカケはなかなか日常にはありません。
残された家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
また、亡くなった大切な家族に、本当に伝えたいことはなんですか?
お子さんに伝えたいのはどんなことですか?
私たちのところへ生まれてきてくれてありがとう。
そんな言葉かもしれません。
両親に伝えたいことはどんなことですか?
お父さん、お母さん、生んでくれてありがとう。
もっと、もっと想いがあふれてくると思います。
兄弟姉妹に伝えたいことはなんですか?
子供の頃、遊んだあの思い出の場所のことかもしれませんね。
私たちは、「相続・遺言・成年後見」業務を通じて、「家族についての想いを語り、幸せな家族を増やす」ことをミッションとしています。
横浜・六角橋相続サポートセンター
斎藤 竜